クラミジアが妊娠中に感染した場合の注意ってどんなことでしょうか?

クラミジア感染症は特に女性に感染者が多く、しかも妊娠に大きくかかわる病気です。クラミジアは元々自覚症状が少ない性感染症であり、女性は感染しても80%は自覚症状がないと言われています。

しかし、自覚症状がなくても感染はどんどん進行し、卵管炎まで進行すると不妊症の原因となることがあります。これは多くの人がすでにご存じのことと思います。

では、めでたく妊娠はしたけど、妊娠中にクラミジア感染が判明したときはどうすればいいのでしょう。どんなことに注意すればいいのでしょうか。女性のあなたは無論ですが、男性のあなたもぜひこの記事を読んで欲しいと思います。そして、あなたの大事な人と生まれてくる赤ちゃんを守ってあげて下さい。

◇もし、クラミジアに感染したまま出産すると・・

まず、妊娠中のクラミジアがなぜ問題かを説明したいと思います。これは当然ですが、母親から赤ちゃんへの母子感染が起きることが問題です。母親がクラミジアに感染している場合に治療なしで出産すると、母子感染の確率はかなり高いものがあります。

私が調べたところ、感染確率50%~75%と書かれた本がありました。また、クラミジア結膜炎が25%~50%、クラミジア肺炎が5%~25%と個別の感染確率を示した本もありました。いずれも調査方法が不明であり、母数が分かりません。どこまで正確な数値かはっきりしないのですが、いずれにしてもかなり危険であることは間違いないようです。

クラミジアの母子感染は産道感染です。これは赤ちゃんが生まれるときに子宮口から子宮頸管、膣と産道を通っている間にクラミジアに感染するものです。子宮頸管に感染していたクラミジアが赤ちゃんの目に入ればクラミジア結膜炎、鼻や口に入れば咽頭炎、もっと奥の肺までいけばクラミジア肺炎、耳に入れば中耳炎となります。

母子感染は場合によっては赤ちゃんが死に至ることもあるので必ず出産前にクラミジア検査を行い、治療を受けることが必要です。

◇注意その1:検査の後に感染したら検査の意味なし!

『クラミジア感染が怖い2つの理由』という記事に実例を載せましたが、妊娠中のクラミジア検査で陰性となっても、その検査の後に性行為で感染すれば検査した意味がありません。

一般に妊婦健診では梅毒やウイルス性肝炎、HIVなどと同じようにクラミジアも検査することが多いようです。厚生労働省のホームページでは妊娠30週までに検査するのが望ましいと推奨しています。ただし、妊婦健診の費用を公的補助する検査項目に必ずクラミジアが入っているかと言えば、そうでもないようです。私が調べた限り、自治体ごとに検査対象が異なります。

ともかく、せっかくクラミジア検査をパスしても、検査の後に感染すれば全く意味がありません。何しろクラミジアは感染しても女性の80%、男性の50%には自覚症状が出ない性感染症です。知らない間に感染して気づいていないだけ、ということもあり得ます。くれぐれも妊娠中はご注意ください。

◇注意その2:治療は完治するまで医師の指示通り

クラミジアの治療は通常抗生物質を1週間投与します。しかし、必ずしも全ての人が1週間で完治する訳ではありません。元々自覚症状が薄い性感染症なので、症状が消えたからといって完治したとは限りません。

『性感染症治療ガイドライン』(日本性感染症学会)によれば、治療開始2週間から3週間後に核酸増幅法やEIA法による病原検査を行うのが望ましいとあります。(抗体検査は治療判定には不可)

あなたが妊娠中にクラミジア感染が判明して治療を受ける場合は、上記のように必ず医師が検査して「完治しました」と判断するまで薬を飲んだり、通院したりを止めないで下さい。自分かってに「もう治った」からと薬を止めてしまうと再発するかも知れません。

これもネットで見つけた実話なのですが、医師に抗生物質を処方されて、「1週間ほどは性行為はしないで下さい」と指示された妊婦が、ちょうど1週間目に夫と性行為をしてしまった、という例がありました。

医師の注意もあいまいで良くないのですが、妊婦にも問題ありです。1週間ほど、と言われてちょうど1週間目では急ぎ過ぎです。

なお、妊娠中のクラミジア治療には通常、

●アジスロマイシン(ジスロマック)

●クラリスロマイシン(クラリス)

が使われます。ミノサイクリンやドキシサイクリンなどは使えません。必ず医師に処方された薬だけを使うようにしてください。勝ってに自分が持っている薬を飲んだりしないようにしてください。まぁ、そんな危ないことする人はいないと思いますが念のため。


以上、あなたが妊娠中にクラミジアに感染した場合の注意を説明しました。繰り返しになりますが最後に今回のお話をまとめておきます。

●母親がクラミジアに感染したまま出産すると産道感染する可能性があり、赤ちゃんが結膜炎、中耳炎、咽頭炎、肺炎などを起こすことがあります。ひどい場合には赤ちゃんが死に至ることもあります。

●妊婦健診でクラミジア陰性と分かっても、それ以降に感染すると意味がないので感染しないよう注意して下さい。

●もしもクラミジアに感染していれば医師の指示に従って治療を受け、自分だけの判断で完治したと思わないようにして下さい。
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