妊婦検診の中にクラミジアの検査も含まれています。

これは、妊婦がクラミジアに感染したまま出産すると母子感染の恐れがあり、それを事前に防止するためです。

では、実際に妊婦検診によってクラミジア陽性が見つかる確率はどのくらいあるのでしょうか。

私の調べた年代別妊婦クラミジア陽性率をあなたにお伝えします。

【今回のテーマと目次】

●テーマ:年代別の妊婦クラミジア陽性率

1.年代別の妊婦クラミジア陽性率

2.抗原検査と抗体検査の差は歴然

3.まとめ

1.年代別の妊婦クラミジア陽性率

平成29年(2017年)4月12日、日本産婦人科医会が妊娠中の性感染症に関する実態調査を公開しています。

その中にクラミジア感染症も含まれていました。

2013年10月~2014年3月までの間に、全国2,544ヶ所の分娩取扱施設にアンケート調査を実施し、1,644施設から回答を得たそうです。(有効回答率64.6%)

そのアンケートにおいて、妊婦の年代別クラミジア陽性率が出ています。

それも、PCR法(抗原検査)と抗体検査の2種類によってクラミジア検査が行われた結果です。

では調査結果をご覧頂きましょう。

年齢 PCR検査 抗体検査
19歳以下 15.9% 25.0%
N=5,370
20~24歳 7.5% 18.2%
N=26,049
25~29歳 2.3% 12.1%
N=65,503
30~34歳 1.2% 9.8%
N=82,194
35~39歳 0.8% 9.9%
N=51,937
40歳以上 1.0% 13.4%
N=13,190

グラフ1.年代別妊婦クラミジア陽性率

表ではちょっと分かりずらいですね。

表1をグラフにしてみました。ご覧ください。

年代別妊婦クラミジア陽性率
グラフ1.年代別妊婦クラミジア陽性率

いかがでしょう。グラフだと分かりやすいと思います。

青色の棒グラフがPCR法、すなわち抗原検査であり、赤色の棒グラフは抗体検査です。

このグラフを見ると、10代の妊婦は、何とクラミジア陽性率が15.9%もあります。

つまり、凡そ妊婦6人につき1人はクラミジアに感染していたと言うことです。

これはちょっと驚きの多さですね。

しかも調査は全国規模であり、10代の妊婦の母数も5,370人ですから傾向としての信頼性は極めて高いと思います。

これでは妊婦検診でのクラミジア検査は必須と言えますね。

専門家の中には、妊娠中にクラミジア検査は1回だけでなく、妊娠後期にもう1回やるべきだと指摘される人もいます。

また、妊娠前にクラミジア検査をやっておくべきだと指摘する専門家もいます。

いや、どちらもごもっともだと思います。

 

2.抗原検査と抗体検査の差は歴然

ところでグラフ1をご覧頂いて青色棒グラフと赤色棒グラフの差にお気づきだと思います。

文中に説明した通り、青色がPCR法(抗原検査)、赤色が抗体検査です。

当サイトで何度も繰り返し記事にしてきた通り、クラミジアは一度感染すると完治しても体内にクラミジア抗体が残ったままとなり、抗体検査では陽性反応が出ます。

つまり、クラミジア抗体検査で陽性になってもそれは過去のクラミジア感染を意味するのか、現在の感染を意味するのか(あるいは両方か)分からないのです。

一方、PCR法(抗原検査)なら現在のクラミジア感染だけを検査することが可能です。

従って、グラフ1の青と赤の棒グラフの差は、過去にどのくらいクラミジアに感染していたかを示していると言えます。

どの年代も、およそ10%くらいの差がありますね。

クラミジア陽性率を全年代の平均でみると、

●PCR法(抗原検査) 2.3%

●抗体検査 11.9%

となります。

クラミジア抗体検査で陽性になった場合、本当にクラミジアに感染しているのはその19.3%であり、ざくっと5人に1人ってことになります。

今回の調査はたまたま妊婦さんが対象ですが、この差は妊婦に限りません。

あなたがクラミジア検査を受けるとき、必ず抗原検査を受けて下さい。

むろん、保健所などでスクリーニング検査としての意味合いで抗体検査を受けるのはアリです。

ただし、陽性になっても再度抗原検査が必要になります。理由は先ほど述べた通りです。

 

3.まとめ

今回は妊婦のクラミジア陽性率をご紹介しました。

この陽性率の高さから、妊婦検診にクラミジア検査が必須なのはお分かり頂けると思います。

しかし、妊娠中に注意が必要な性感染症、感染症は他にも沢山あります。

日本産婦人科医会によると以下のような病気が要注意です。

• 梅毒

• B型肝炎

• C型肝炎

• HIV

• 性器クラミジア感染症

• 風疹

• B群溶血性レンサ球菌

• HTLV-1

• トキソプラズマ

• サイトメガロウィルス

• 性器ヘルペス

• 細菌性腟症

• 水痘

• パルボウィルスB19(リンゴ病)

• 淋菌

• 尖圭コンジローマ

• トリコモナス腟炎

• カンジダ外陰腟炎

いや、多いですね。17種もあります。

これ全てを妊婦検診でやっている訳ではないので、自分で不安を感じたら自主的に検査を受ける必要があると言うことですね。

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